安全・安心な警備業務のために

  1. 教育訓練

教育訓練

地域の皆さまの安心を支える

私たちは、地域社会とその中で暮らす皆さまの「安全・安心」を守ることが、警備業務の最も大切な役割であると考えています。この役割を果たすために、警備員には技術的な訓練だけでなく、人々の安心を支えるプロとしての誇りを育むことを大切にしています。そして、チームメンバーやお客様との円滑なコミュニケーションを通じて、思いやりの心を持った社会人として成長できるよう、心を込めた教育を行っています。

お客様の笑顔に貢献する・仲間を思いやる

私たちは、警備員が自信を持って業務に取り組めるよう、定期的な教育や訓練を行い、一人ひとりのスキルや知識をしっかりとサポートしています。特に、少人数制のきめ細やかな指導を通じて、質の高い警備サービスを提供できるよう心掛けています。また、警備員が自身のキャリアをさらに広げていけるよう、資格取得などのスキルアップも積極的に応援しています。

私たちはこの教育を通じて、警備員が「お客様の笑顔に貢献する」「仲間を思いやる」「地域の皆さまの安心を支える」という、心温まる価値観を育んでいくことを目指しています。あなたが安心して暮らせる毎日を支えるために、私たちは日々全力で取り組んでいます。

新任研修の内容

新任研修は、これから警備員として働く方のための研修です。新たに警備業務に従事する警備員は、新任教育を受けてから業務に就きます。新任研修はさらに「基本教育」と「業務別教育」に分かれ、合計で20時間以上の実施が義務付けられています。

以下では、それぞれの研修内容を紹介します。

基本教育

警備員として働くうえで必要となる、基本的な法令などの知識や心構え、事故発生時の対処法、救命措置、護身用具の使い方などを学びます。

研修では、テキストと映像資料を用いた講義を受けるほか、礼式という実技が行なわれます。礼式ではおもに、かけ声やランニング、敬礼などの訓練が実施されます。

業務別教育

基本教育のあとに行なわれるのが、業務別教育です。警備員の業務は、次のように1号業務から4号業務に大きく分かれており、業務別教育では各業務に関する内容を学びます。

1号業務:

施設警備、機械警備、巡回警備、保安警備、空港保安警備

警備業務の約半数を占めているのが、1号業務です。オフィスビルやマンション、商業施設などの施設において、事故の発生を防止・抑制するために巡回・監視などを行ないます。

2号業務:

交通誘導警備、雑踏警備

イベント会場や建設現場など、車両や人が混雑する場所において、事故の発生を防止するために車両や人の誘導を行ないます。

3号業務:

貴重品運搬警備、核燃料物質等危険物運搬警備

現金・貴金属などの高価なものや、核燃料などの危険物を運搬する際に、盗難などの事故が発生しないように警戒する業務です。

4号業務:

身辺警護

対象者の身の安全を守るために、対象者に付き添ったり、滞在先の出入口で警備を行なったりします。世間では「ボディーガード」と呼ばれる業務です。

現任研修の内容

現任教育 警備会社

現任教育の教育時間は、年度ごとに「基本教育」と「業務別教育」を合わせて10時間以上受けることになっています。警備会社によってこれらの教育以外にも独自の研修制度を用意していることがあります。現任教育では、警備の質の維持や技能向上のための教育や、法改正をはじめとする新しい知識の習得が行われます。現任教育は年度ごとに実施し、基本教育と業務別教育を合わせて10時間以上の受講が必要です。

現任教育についても、資格や経験に応じて一部教育が免除されたり、時間の短縮が認められたりすることがあります。